このやる夫(とタオカカ)は応援したくなる。

作品名■やる夫はソロハンターのようです
掲載場所■やる夫達のいる日常 やる夫はソロハンターのようです その1『絶望
の旅立ち』

原作名■モンスターハンター
何の知識も経験もないまま、ハンターへの道へと進むやる夫。
半ば追い出されるような形で村を離れた彼に戻る場所はなく、教習所に通うどころか毎日の食費にさえ事欠く有様。

そんなある日、やる夫は一匹のアイルー「タオカカ」と出会う。

なけなしの食料を分け与えたやる夫に恩義を感じて慕ってくるタオカカに、ひもじい思いをさせたくない。

かくして底辺ハンターからの脱出を目指し奮闘するやる夫であったが、力も何もない彼にとってそれは容易なことでなく。生きる為に残飯すら漁る彼を周囲の殆どは嘲笑い、白い目で見ていた。

その時、まだ誰も知らなかった。
本人達でさえ、考えもしなかった。

それが一人と一匹が成し遂げた、伝説の始まりであることを……。



今どきウェブ小説でも珍しい直球王道なストーリーです。
最初から環境的に恵まれていたわけでもないし、際立った特殊能力があったわけでもない。もしあるとしたら「強くなりたい」という強い意志でしょうか?

徐々に認められていくやる夫を「でもあいつは元々残飯漁ってた奴なんだぜ」と、底辺にとどまったまま見下し続けた人達もいますから、タオカカという「頼れる相棒」との出会いがあったという運の良さを差し引いても、そこから這い上がってきたやる夫の努力は凄まじいものがあります。

そんなやる夫達の頑張りを認め、知識や技術を教えてくれる先輩パーティー。やる夫と交流を持ち、その実力を認め友として扱ってくれる人達。奢ること無く上を目指す彼に憧れ、慕う後輩パーティー。

やる夫の努力が絆を作り、その絆がやる夫に「居場所」を与えてくれる。

恋愛要素は一応ありますが、周りの人達との交流の方が多く描かれているのも良いですね。個人的には出番はそう多くないのに、尊敬するやる夫と出会う度に妙なテンションになってしまう後輩ハンターなエレンが一番印象に残っています。

本編自体は終了していますが、現時点(2014年1月14日)で番外編が投下されています。本編では語られなかったあれやこれや(やる夫の相棒が違っていたらなもしも編、やる夫と生まれ故郷との決別編などなど)が分かって楽しいです。

他の人と共闘することはあっても、最後までソロハンターとしてお供なタオカカと二人三脚で駆け抜けていったやる夫の生き様はカッコ良いの一言に尽きます。でもそれは、泥水を啜るような苦労をした過去がしっかり描かれていたからこそ。

「努力・友情・勝利なんて今時流行らねぇよ」と、斜に構えた態度を取りたくなるお年ごろではありますが、この物語のやる夫に関しては、「頑張った、本とよく頑張ったよ」と背中を叩いて褒めてあげたくなりますね。
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