「foobar2000」忘備録、Library Tree編。

ツリー表示の素晴らしさに気が付くべきだと思う。
忘備録もいよいよクライマックスとなって参りました。
今回は他のコンポーネントを先に説明し、あえて後回しにし続けたコンポーネント「Library Tree」のお話となります。

「Library Tree」はMedia LibraryやPlaylistをツリー表示してくれるコンポーネントです。類似コンポーネントに「Playlist Tree Mod Panel」があり、利用者も解説ページもそちらの方が圧倒的に多いです。

私も前回のカスタマイズの際、そちらを使っていました。
「Playlist Tree Mod Panel」は、「聴いた回数の多い曲を上位10曲のみ抽出し、降順で表示」など、かなり細かい条件でのフィルターを掛けることができます。少々重いのが難点ですが、そんな弱点を補って余りあるコンポーネントです。

が、

今回はそれを使わず、あえて「Library Tree」を使います。

「Playlist Tree Mod Panel」に比べると機能性は劣りますが、「Library Tree」の使い勝手は悪くないですし、何より作者さんが日本人なので、付属テキストファイルが読めるのも大きいですね。
しかもこの作者さん、「Panel Stack Splitter」や「EsPlaylist」も作っていらっしゃる方なんですよ。本当にお世話になりっぱなしです。

暑苦しい好意……は相手が嫌がりそうなのでやめておくとして、感謝と応援を込めてドリップコーヒーを二杯お供えしておきます。この方がいなったらカスタマイズなんて夢のまた夢、有り難や有り難や……。
そしてお供えした珈琲は、後で私が美味しく頂きました。肉まんは山崎パン一択。

「Library Tree」の設定はPreferences→Media Library→「Library Tree」からか、「Library Tree」の上で右クリック→Preferencesで可能です。右クリックした際に出てくる「Panel Preferences」は、コンポーネントの色や文字などの外観に関する設定画面を呼び出します。

右クリック時に出てくるメニューでもう一つ「Searchbar」がありますが、チェックを入れるとコンポーネントに検索用の小窓が表示されます。どうやら検索機能のようですが、私は利用していないので詳しくは分かりません。Preferences→Media Library→「Library Tree」の「Searchbar」タブで設定を弄れるようです。

Library Tree
画像クリックで元の大きさの画像が見られます。

上は「Library」タブの表示です。「Views」の部分が、ツリー表示させる際の設定となり、「Click Action」がマウス設定です。

Autosend Playlist
Library view

Single Click
Send to AutoPlaylist

Double Click
Expand/Collapse

Middle Click
Add to Active Playlist

「Send to AutoPlaylist」は、「Autosend Playlist」にファイルを送ります。ここで「Send」と「Add」の違いについて触れますが、例えば「○○」という名前のツリー表示をクリックし、次に「△△」を選ぶとします。

すると「Send to AutoPlaylist」の場合、「○○」のフィルター条件で抽出された曲が「Autosend Playlist」に送られます。次に「△△」を選ぶと、「△△」のフィルター条件で抽出された曲が「Autosend Playlist」に送られます。その際、「○○」で抽出された曲は消えてしまいます。

「Add to AutoPlaylist」の場合は上と殆ど同じですが、最後の部分が違います。「△△」を選んだ際、その前に選んだ「○○」で抽出された曲は消えず、「△△」が後から追加されるような形となるのです。

「Expand/Collapse」はツリー表示の開け閉めです。利用する場合は右クリック→Panel Preferencesから「Show Line」にチェックを入れ、ツリーの線を表示させて下さい。そこをダブルクリックして開け閉めするので。

「Add to Active Playlist」は「アクティブなプレイリストにファイルを登録する」です。「Library Tree」の「Playlists」から、アクティブにしたいプレイリストを選んだ後、登録したい抽出条件の名前をミドルクリックすると、抽出されたファイルが登録されます。「送る」とは違うので、選んだプレイリストにある曲はそのまま残せます。

下にある設定「Disable sending to Playlist ~」はチェックを入れると、

├Album←ここ
│├△△
│├▲▲
│└○○

矢印の部分をクリックしても何も反応しなくなります。チェックがない場合は、クリックするとアルバム名の情報(△△、▲▲、○○)を持つ全てのファイルがプレイリストに表示されます。

「Select tracks sended to playlist」は、「プレイリストに送られた全てのファイルは、全て選択された状態となる」です。この説明でよく分からない人は、とりあえずチェックを入れて確かめてみると嫌でも分かります。便利なような、そうでもないような……。

最後に「Library」の「views」で、ツリー表示設定をしていきます。

新しいのを作る際は設定画面を呼び出す設定がありますが、編集する場合などは編集したい箇所を右クリック→「Edit view」でその箇所の設定を呼び出せます。設定についてはこんな感じです。

Name:
名前

View Format:
表示される部分の指定

Filter:
抽出条件(使う場合はチェックボタンを付ける)

Sort tracks sent to playlist by:
プレイリストに送る際の表示方法

Show this view
これを表示するか(表示する場合はチェックボタンを付ける)

まずは「Recently Modified」で説明していきます。

Name:
Recently Modified

View Format:
$substr(%ADDED_CD%,1,10)|

Filter:
%ADDED_CD% DURING LAST 2 WEEKS

Sort tracks sent to playlist by:
%ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD% %title%


%ADDED_CD%は「Custom Database」で作ったものなので、ここは%last_modified%でもいいかと思います。
ここで「$substr(%ADDED_CD%,1,10)」が出てきました。TF記述なのでtitle formatting referenceで調べてみると、

$substr(s,m,n)
・文字列sのmからnまでの文字列を返す。

となっています。仮に「%ADDED_CD%」、つまりこれだけだと、日付けだけでなく時刻表示までされてしまいます。「$substr(%ADDED_CD%,1,10)」、つまり「%ADDED_CD%の1から10までの文字列を返す」のは、必要な部分だけ切り取って表示させる為なんですね。

├Recently Modified
│├2010-11-29
│├2010-11-27
│└2010-11-26

上記の設定ではこのように表示されます。ここで気になるのは並び順が通常とは逆、降順になっていますね? これは「$substr(%ADDED_CD%,1,10)|」の「|」の部分がポイントです。

「\」なら通常の順番、「|」なら降順に。これはこの記号を置いた前の情報について適用されます。「$substr(%ADDED_CD%,1,10)」の部分ですね。

「Filter:」の「%ADDED_CD% DURING LAST 2 WEEKS」の「DURING LAST 2 WEEKS」は、「Query syntax」で「二週間以内」を示しています。

「Sort tracks sent to playlist by:」はプレイリストに送った時の並び順となります。「%ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD%」となっているのは、「Custom Database」で作った読み方の変数です。つまりプレイリストに表示されると、「アルバム名の読み、アーティスト名の読み」順に並ぶわけですね。

「Last played(最後に聴いた日付け)」

Name:
Last played

View Format:
[$substr(%LAST_PLAYED_CD%,1,7)|$substr(%LAST_PLAYED_CD%,6,10)|]

Filter:

Sort tracks sent to playlist by:
%LAST_PLAYED_CD% %ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD%

「View Format:」で「$substr(s,m,n)」が二回出てきますね。これだと最初に「年度-月」表示し、更にその下に「日にち」が表示されます。

├Last played
│├2010-11
││├11-05
││└11-01
│├2010-10
│└2010-09

こんな感じ。「$substr(s,m,n)」、かなり使い勝手が良いです。

「Count(回数)」

Name:
Count

View Format:
[%PLAY_COUNT_CD%]|%title% : %length%

Filter:
%PLAY_COUNT_CD% GREATER 20

Sort tracks sent to playlist by:
%PLAY_COUNT_CD% %ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD%


「Count」の「Filter:」に関しては、悩ましいところです。「Playlist Tree Mod Panel」なら簡単に上位20曲などと設定できるんですが、こっちはやり方がいまいちよく分かりません。
なので「GREATER 20(二十回以上)」で抽出しています。

Filter:
%PLAY_COUNT_CD% GREATER 50 AND %PLAY_COUNT_CD% LESS 100

上記のような「GREATER 50 AND %PLAY_COUNT_CD% LESS 100(五十回以上、百回まで)」という抽出法もあります。「回数の多い上位20曲」で抽出したいのが本音ですが、分からないものは分からん……。

「Rating」

Name:
Rating

View Format:
$repeat(★,%RATING_CD%)$repeat(☆,$sub(5,%RATING_CD%))|

Filter:
NOT %RATING_CD% MISSING OR NOT %RATING_CD% EQUAL 0

Sort tracks sent to playlist by:
%ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD%

「View Format:」の記述は「Playlist view」でも似ているのが出ましたよね。お星様を記述する為の式です。数字じゃ味気ないのでお星様にしてみた。

├Rating
│├★★★★★
│├★★★★☆
│├★★★☆☆
│├★★☆☆☆
│└★☆☆☆☆

……見栄え的な意味で気に入っていたりする。
「Filter:」部の「NOT %RATING_CD% MISSING AND NOT %RATING_CD% EQUAL 0」は、「NOT %RATING_CD% MISSING(レーティング情報のない物は除外)」、「NOT %RATING_CD% EQUAL 0(レーティング情報が0なら除外)」を、「OR(どちらか一方の条件が満たされていれば適用)」としています。

この調子でガンガン作ります。「Artist」や「Album」は勿論、読み方順で並べる事を目論んでみますよ!

「Album」

Name:
Album

View Format:
$nodisplay(%ALBUM_INFO_CD%)%album%\

Filter:

Sort tracks sent to playlist by:
%ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD% %title%

「$nodisplay(%ALBUM_INFO_CD%)」はこのコンポーネント独自の拡張functionsで、

$nodisplay(str)
・strは表示されない。でもソート時の条件にはなる。

となっています。
「$nodisplay(%ALBUM_INFO_CD%)%album%\」なら、表示はアルバム名だけど、並べる時に使うのは「%ALBUM_INFO_CD%(読み方)」となる。つまり「真のあいうえお順」なわけですね!
Artistの場合もAlbumの部分がArtistだったり、%ALBUM_INFO_CD%の部分が%ARTIST_INFO_CD%に置き換わったりするだけです。

「Keyword」

Name:
Keyword : 1

View Format:
[%SONG_INFO_CD%]\[%PLAY_COUNT_CD% - ]%title% : %length%

Filter:
NOT %SONG_INFO_CD% MISSING

Sort tracks sent to playlist by:
%ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD%

├Keyword : 1←ここ。
│├○○
││├1 - ゲフゲフ : 5:00
││└5 - フガフガ : 3:45
│├□□
│├△△
│└××

「NOT %SONG_INFO_CD% MISSING」を入れないと、上の矢印の部分をクリックした時に全てのファイルが表示されます。逆に入れておけば、情報がないファイルは除外されるので、情報のあるファイルだけ全て表示されるわけです。

「Missing tag」

Name:
Missing tag

View Format:
$nodisplay(%ALBUM_INFO_CD%)%album%\[%PLAY_COUNT_CD% - ]%title% : %length%

Filter:
%SONG_INFO_CD% MISSING OR %ALBUM_INFO_CD% MISSING OR %ARTIST_INFO_CD% MISSING

Sort tracks sent to playlist by:
%ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD%

タグ入力をするものは入れ忘れの可能性もあるので、入力漏れをしているファイルを抽出する設定も用意してみました。一つずつ用意するのは面倒なので、ここで纏めて抽出しておく。

締めは「Related with NowPlaying Artist」について。
これは再生中の曲と同じアーティストの曲を抽出する設定ですが、応用を効かせて「Keyword」などでの抽出もできます。

「Related with NowPlaying Keyword:1」

Name:
Related with NowPlaying Keyword:1

View Format:
$nodisplay(%ALBUM_INFO_CD%)%title% : %length%

Filter:
(%SONG_INFO_CD% IS $nowplaying{%SONG_INFO_CD%}) AND NOT %SONG_INFO_CD% MISSING

Sort tracks sent to playlist by:
%ALBUM_INFO_CD% %ARTIST_INFO_CD%

「%SONG_INFO_CD% IS $nowplaying{%SONG_INFO_CD%} AND NOT %SONG_INFO_CD% MISSING」では上手くいかず、「(%SONG_INFO_CD% IS $nowplaying{%SONG_INFO_CD%}) AND NOT %SONG_INFO_CD% MISSING」だと何か上手くいくっぽいです。

色々と設定を書き残しましたが、このような物を沢山置けば、それに応じて処理に負荷も多少かかります。入れ過ぎにはご注意を。
しかしツリーでは降順に表示できても、プレイリストに送ると順番は通常の物に戻ってしまうのはどうすればいいんだろう? 対処法ってあるのか?


今日はここまで。
関連記事

Comment

2011.07.31 Sun 12:42  |  

Playlist Tree Mod Panelで調べまくってたら辿り着きました。
foobar記事参考にさせて頂きます。

  • #-
  • noname
  • URL

2011.07.31 Sun 22:31  |  Re: タイトルなし

> Playlist Tree Mod Panelで調べまくってたら辿り着きました。
> foobar記事参考にさせて頂きます。

カスタマイズは大変ですが、一度終わらせてしまえば便利この上なし。
初心者が勢いのままに書き綴った記事ですが、
foobar使いの方々のお役に立てれば幸いです。

  • #-
  • 番頭はん
  • URL

2011.08.09 Tue 22:57  |  

私も調べていたらこちらへ辿り着きました
そこで一つ教えて頂きたいのですが
私はLibraryTreeを音楽データが置いてあるディレクトリ毎にソートして使用しています。
ツリーを開いたままfoorbarを終了するとツリーも閉じてしまい再度音楽が聴きたくなりfoobarを起動する度に一々最下層にあるディレクトリまで数回クリックしてツリーを展開しなくてはならなくて面倒です
最後に終了した際のツリーの展開を次回起動時まで記憶するようなスクリプトはありますでしょうか?
分かりにくい質問ですみません

  • #-
  • 名無しさん
  • URL

2011.08.10 Wed 21:11  |  Re: タイトルなし

> 最後に終了した際のツリーの展開を次回起動時まで記憶するようなスクリプトはありますでしょうか?
> 分かりにくい質問ですみません

ツリーの展開を記憶する方法はわかりませんが、
終了した際のプレイリストなら、
次回起動時でもPlaylistにある「Library view」に残っている筈なので、
それでは駄目なんでしょうか?

ただ「Library view」は単なるプレイリストではなく、
常にツリーの中身をプレビューしているような感じなので、
ツリーをクリックする度に「Library view」も更新されてしまいますが……。

そういえば「Library Tree」のPlaylistの使い方、思いっきり端折ってました。
役に立つかは謎ですが、今週中には補足記事を上げておきますね。

  • #-
  • 番頭はん
  • URL
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