頑張れ秀次! 君の頑張りが日本(の歴史)を変える!

作品名■腕白関白(完結)
掲載場所■Arcadia
作者名■そる
原作名■オリジナル
ジャンル■憑依 歴史改変
現代人が過去の人物に憑依してしまい、やがて訪れる死亡フラグを回避すべく必死に努力する……今やWeb小説ではそんなに珍しくなくなってきた歴史改変物ですが、その流れを作った作品ではないかと個人的には思っています。
これ以降、じわじわこの手の作品が増えましたからね。少なからず影響を与えているのは確かだと思います。

現代サラリーマンな主人公が目覚めてみれば、そこは過去の日本、しかも内乱真っ只中な戦国時代で、歴史上の超有名人物「豊臣秀吉」の血縁、甥に当たる秀次になっている。
しかしこの秀次、史実通り行くと確実に悲惨な死を遂げる星回り。死兆星が見えるレベルです。

かくして秀次となった主人公による、生き残りに向けての必死な戦いが始まるのであった……。

腑抜けた発言をして家臣に怒られたり蹴られたり。可愛い嫁さんに「俺勝ち組! ヒャッホーイ!」だったり、死亡フラグの元凶(茶々、後の淀君)に対しての怯えやら過剰なまでの警戒心やら、主人公の思考や行動がいちいち面白くて笑わせてくれます。

この手の作品のお約束かつ皆さんも大好物であろう、「現代知識や歴史知識を利用したが故に、周囲から『こやつ侮れん……!』と盛大に勘違いをされる」流れはデフォルトです。

特に後々召し抱えられる忍者集団達の秀次への傾倒っぷりは、もはや新興宗教の教祖レベル。当の本人は現代人感覚で情報の重要性を理解し、正当な評価を与えているだけなんですよね。そこら辺の違いから生まれる温度差も見所か。

知識というアドバンテージもあり、史実で負ける筈だった戦を事実上の勝ちに持ち込んだりと、基本的に優秀な筈なのに余りそういう感じがしないのは、主人公のキャラによるところが大きいですね。

特に徳川家康の主人公に対する壮大な誤解っぷりは、秀次の中身を知る読み手は色んな意味でホロリとさせられること請け合いです。
徳川さんそれは違う! 秀次そんな美化しちゃ駄目! 結構アホの子だよ!

とりあえず私がこの作品について一番言いたいのは、この作品を読み終わったら石田三成に惚れるかもしれませんよ、と。何故に主人公でなく三成なのか? その答えは、この作品を最後まで読み通せば分かります。

現代人感覚で戦国の世を駆け抜ける主人公が紡ぐ、日本の新たなる時代絵巻。「日本史は苦手だから」と避けてしまうには勿体無いクォリティですよ。
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