幻想東欧戦記?

作品名■彼の名はドラキュラ ~ルーマニア戦記~  完結
掲載場所■Arcadia
作者名■高見 梁川
原作名■オリジナル
ジャンル■憑依 歴史改変
以前紹介した「腕白関白」、あれをいわば「歴史改変物・日本史版」とするならば、今度は「歴史改変物・世界史版」。

作者さんご自身が「腕白関白」に影響されて書いたと言うだけあって、現代人が歴史上の人物に憑依してしまい、史実で起こる死亡フラグ回避に向け、歴史知識を活用しつつ奮闘するという基本コンセプトは同じです。

この作品の主人公が憑依するは、ヴラド・ドラクリヤ。
私は世界史に詳しくないので「ドラキュラ伯爵のモデル? あぁー……」的なレベルの知識しかありませんが、トルコで弟共々人質になってたり、史実では暗殺される運命だったりと不遇というか悲運というか、憑依した時点で人生詰んでいるというべきか。

後に自分が治めることになるワラキア公国も、色んな国との板挟みで四面楚歌。
改革するにも残された時間は余りにも少ない。それでも歴史オタクな主人公は、チートとも言える歴史知識を利用して、生き残る道を模索していく。そんな話。

内容的には内政よりも戦争や外交、そちらに重きを置いている感じです。
あとコミカルな場面は多少あるものの、「腕白関白」のような全編通して明るいノリを求める方には、ちょっと読み辛いかもしれませんね。

最終話の一話前、兄弟の擦れ違いに終止符が打たれたシーンが泣ける……。
主人公の中で眠っていたのであろう本来のウラドと運命に翻弄されたラドゥが、最後の最後で分かり合えて本当に良かった。天国で兄弟仲良く暮らすがいいよ!

歴史物というのは基本的にとても読み難く、よっぽどの歴史物好きでなければ途中で挫折してしまう可能性の高いジャンルです。しかしこの作品は読者が疲れてしまわないよう、適度にコミカル要素というクッションを入れています。
そのお陰か、カタカナ名前が苦手で世界史嫌いになった私でも、最後まで読み切ることができました。

歴史物に馴染みのない方でも読みやすい良作だと思います。
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